2020.03.17 キャンプで串焼き

2020.03.17 キャンプで串焼き

雨と強風の合間を縫って、BBQ。

今回のテーマは串焼きです。

竹串を焼け落とすことなく串焼きがしたい!

そんな思いで行ってきました。

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竹串を焦がさない串焼き

まずは炭を熾します。が、今回はいつもより時間をかけてしっかりと熾します。理由は、炭を縦のまま使ったり、横にしたり、隙間を開けたり、配置を変えたりと、色々試すので、いじり倒しても消えないようにするためです。

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安定の一発着火だけど いつもより念入りに
その1 文明の利器

今回こんな物を使ってみました。

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文明の利器

正直、私の考えるBBQのかっこよさとは違いますが、物は試しです。

結果、切り炭を立てて使うには低すぎて串が焼けて仕舞うし、切り炭を寝かせると高すぎてちいとも焼けません。(岩手ナラ切り炭使用)

 

その2 テッキュウ

四角柱の長い金属です。焼き鳥屋さん、鰻屋さんで串を乗せているあの黒焦げの棒ですね。鉄だとやたら重いので中空アルミ角材で代用しています。

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テッキュウで串焼き

私的には好ましいスタイルです。切り炭を横にして火力がドンピシャもしくは少し弱めです。切り炭を立てるとネギは黒焦げ、肉は表面だけが焦げます。

その3 炭の配置

試行錯誤の結果、炭は焼き物の真下のみに並べ 串部分は避けて置く。当り前の様な事に、今更気が付きました。それでもテッキュウが無いと串がじんわり焦げてきますので テッキュウは有る方がよさそうです。

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炭は焼き物の真下のみ
その4 テッキュウを使うなら

網に置くのと違い、テッキュウに乗せた物はクルクルと回って思った角度で止まってくれません。そんな時は串を2本以上打ってみてください。裏表が返しやすく、角度も安定します。

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安定の悪い物は串の本数を増やして

こんな試行錯誤の結果、なんだか串焼きに自信が出てきました。

単純でイイでしょ?火加減って面白いですね。

 

~編集後記~

今回のBBQで私の調理のテンポが速すぎると、ツレから指摘がありました。ゆっくり楽しめ!との事です。お待たせしました恐怖症とでも言いましょうか?私にはそういう待たせる事へのプレッシャーが有った様です。ちなみに片付けるのも早すぎだそうで・・・。今期は、まったりを覚えたいと思います。

 

2019.12.14 キャンプ先での遊び方のひとつ

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ポケモンに没頭する人さえ絵になる冬の公園


キャンプ場での過ごし方の一つに、ブッシュクラフトというのがあります。拾った木の枝などを鉈(ナタ)やナイフを使って道具にするという遊びです。風よけや目隠しを作り、テントやタープのポールを作り、食器やパイプを作り、フライパンの柄(え)や箸を作る工作です。今回我が家は、文机の天板を作ります。

 

《用意するもの》

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綿の端切れに胡桃を包んで板を磨く


・天板によさげな板(道の駅で朴(ほう)の板を見つけました)

・紙やすり(#250/#600/#1200の3枚を用意しました)

・綿の端切れ(無染色のものを用意しました)

無添加の殻剥き胡桃(クルミ)(塩や油はいりません)

 

《手順》

1.文机を使うのはツレなので、ツレが納得するスベスベ加減になるまで……もしくは飽きるまで板の表面を紙やすりでコスコスしてもらいます。

2.綿の端切れに胡桃を包んで潰したものを板の表面に気が済むまで擦り付けてゆきます。

※途中天候が変化したり、疲れたり、飽きたり、腹が減ったら、いつでも中断できます。

※一度完成させたものの、出来栄えに納得がいかなければ、何度でもやり直しができます。

※使用してゆくうちに、コーヒーの輪染みやインクの染み、カッターナイフの傷などができたら、いつでも修復できます。

 

《展開》

珈琲や紅茶(液体)で染色し風合いを変えてみることも可能です。バーナーで焼きを入れてみるのも良いでしょう。机の脚はあえて今回は付けません。一段脚立(高さ300mm)を二つ購入しウレタンのすべり止めをかませて天板を載せるだけにしています。

 

ハイ!ツレが飽きてきたので、ひとまず完成ということにして、ランチです。

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コンビニのフライドチキン用バンズがお手軽である


こんなお手軽、お気楽な遊び、いかがでしょうか?

2019.09.28-29 栃木で地物キャンプ

2019.09.28-29 栃木で地物キャンプ

行ってきました!

栃木県のキャンプ場初進出です。

道の駅那須高原友愛の森パンのいえクーロンヌに寄って、買い出しをしながらゆっくりゆきます。

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もう 建物からして可愛い♪

キャンプ場チェックインが13時からなので、小腹も満たしてから到着。受付で利用料金とお風呂利用券を購入したらステッカーをくれました。ご自由にお持ちくださいってやつです。

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映えを狙って落ち葉や枯れ枝の上に

那須高原アカルパ うん!この写真、雑誌の特集ページみたい!いいわぁ~(自画自賛)。サイトは、場内で2番目に高い所にある区画。炊事場やお手洗いも見下ろす形です。

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ミズナラ・トチ・カエデなどが生えるサイト

到着の乾杯をしたらテントとタープの設営です。風を見て、周囲のサイトとの距離感を考えて、向きを決め立てて行きます。

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立った立った テントが建ったっ!

暫くはゆったりと、ウィルキンソンのドライジンジャーエールを飲んだり近くのドッグランサイトのワンコの様子を眺めたりして過ごします。そのうちツレがブルーシートを出して、ウレタンマットを広げ横になりだします。あ、そうだアレを作らねば!

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道の駅では地元の新鮮な果物も売っている

イチゴの仕込みはブルーベリーに次ぐ楽さ。ヘタをもぐだけ。これをごにょごにょっと……。

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弱火でじっくりコトコト

そうですね、ジャムを作って居ます。先程のパン屋さんで買ったパンと一緒に明日の朝ごはんになる予定です。

ジャム造りは炭火に任せて、お風呂に入ったり、受付の猫たちと遊んだり、他の客さんのギアを横目に見ながら場内を散歩したりして過ごします。

西側に山のあるこのキャンプ場では、陽が落ち始めたら急に手元が暗くなりました。さあ宴の始まりです。

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食材は全て道の駅で

まずは椎茸を素焼きに。傘を上に向けて傘の内側に汗が出て来るまで放置すれば、完成。肉厚ウマウマです。

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焼き肉のタレでは味が強すぎた。醤油が正解だったかな~。でもうまし!

お次はスキレットでハンバーグ。

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野菜は肉をひっくり返してから投入

肉の焼ける匂いが、唾液線を刺激します。

目玉焼きも添えればもう、「写真撮っている場合じゃない!」とツレからクレームが出ます。

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目玉焼きを乗せると肉が待っ黒焦げに見える 

カメラ越しのお肉は、目玉焼きの白身に露出を取られて、気の毒な色ですが、実物は完ぺきな焼き上がりです。

このあと呑んだり食べたりおしゃべりしたりじっくり堪能し、キャンプ場指定のサイレントタイムにはテントに入りました。

団体様お断りのキャンプ場だけあって、皆様思いのほか静かに、早めの就寝をしたようです。

 

翌朝。明け方で18度。過ごしやすい気温でした。もう一か所検討をしていた地域の最低気温予想が8度でしたので実に10度の違い。夜の間にフクロウの仲間の声が聞こえ、朝方キツツキの仲間のノック音が聞こえたのも嬉しいサプライズでした。

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まずは珈琲でしょ!

珈琲を淹れながら、火を熾します。

いつもの様に「着火名人※」を使います。

※着火名人は浅くて小さい空き缶に紙を詰め食用油を垂らした簡易着火剤です。私が名づけました。

コーヒを一杯じーっくり楽しんだら、朝食の準備です。

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朝食の食材

特に凝った物が無くても とっても豪華。

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スキレットは、ホント便利

ソーセージの上で溶けたチーズは、こんなにのびます。なんでですかね?チーズが伸びるとテンションが上がるのは…。

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のびーる

おっと忘れてました。ジャムジャム。

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イチゴのジャムは砂糖の喰い方がハンパないな。

想像よりもゆるめ。でもうまい。

食中、食後と珈琲を更に飲み、ゆっくりゆっくりしてから、洗い物をして撤収。寄り道なしで帰宅しました。

準備なしの頑張らないキャンプ大成功!

たのしい栃木県キャンプデビューとなりました。

 

~編集後記~

 

今回のキャンプ、直前まで雨の日続きだったせいで、場内の枯れ枝や落ち葉が乾燥しきって居ませんでした。それでも比較的乾いて居る物を選んで火にくべようと思ったのですが、強烈な臭いに見舞われました。まるで濡れた洗濯物をビニール袋に入れっぱなしにしたような臭いです。場内いたるところに、栗・ドングリ・栃の実が落ちていて、拾っていたのですが、この匂いを嗅いだら料理する気が失せてしまいました。薪拾い放題のキャンプ場というのも聞いた事が有りますが、こんな事も有るのかと考えると、やっぱり持参か、購入が安全そうだなと思いました。虫に関しては、蚊、アブ、足の長いクモ、カメムシがちょこちょこ居ました。個人的にクモとカメムシは抵抗ないんですが、蚊とアブは得意でないので、陽の有る内から蚊取り線香を炊き、炭や焚火を着けておくのが良さそうです。

 

どこへ行っても数組いらっしゃるのですが、今回も、焚火の炎が大き過ぎる方がチラホラいらっしゃって、翌朝頭上の木の枝がしんなりしていました。小さな炎でも艶っぽい焚火は出来るのだよ?という意味を込めて私の好きな焚火スタイルを載せておきます。

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ちろちろと薪肌を撫でる炎を楽しむスタイル

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ゆっくりお燗を付ける様な 熾火スタイル



2019.09.27 キャンプ場の直前予約

キャンプハイシーズンに突入したとか、しないとか、そんな話がある9月末。台風や秋の長雨の影響で、なかなか長期の予定も立てづらい中、「天気が気になるなら、無理にテントを張らなくてもイイんじゃない?」と、ツレがもっともな意見を言うのです。

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空が秋なのです ワクワクするのです

そうね。タープだけでデイキャンプもアリだよね。と、いつものご近所公園デイキャンプを想像していた私に、「そうだよ。美味しい料理を作って貰って。」うんうん。「温泉に入って。」うん、帰りにスーパー銭湯行けばね。「犬と戯れて、バードショーを観て。」???ん?

 

という事で急遽宿の手配をして、那須まで行って来たのです。昨日~一昨日と。

 

しかし急だったので下調べ不足で、色々予定変更を繰り返し、そのトラブルのお蔭で、出会ってしまったのです。ステキなキャンプ場に。

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記事には出て来ない那須サファリパークが楽しかった

いえいえ、宿には泊まったのです。以前にも利用した大満足宿だったのです。「犬と戯れて、バードショーを観る」予定だった那須どうぶつ王国が、休館日だったのです。笑いましたっ!「うけるっ!マジつぼ!」ツレが嬉しそうなのでヨキとします。

 

一泊するから明日またきましょう!ということで、チェックインまでの時間つぶしです。そうだ、以前に調べたこの近辺のキャンプ場を見に行ってみよう!という事になりました。標高はあるけど牧場とどうぶつ王国が近くにあるならば、蠅がいるんじゃない?と地図だけをみて予想して、なんとなくモニター越しに遠巻きに見ていたキャンプ場アルパカ(※のちに間違いに気が付く)

 

おや?雰囲気イイよ?砂利道をタイヤが転がる音と共に沢の音も聞こえます。管理棟前には炊事場・トイレ・風呂?!炊事場で管理人さんらしき女性が居たので、声を掛けると見学を許可してくれました。

 

あ、イイんだ。見学ってアリなんだね?パンフレットを貰い場内を散策。当日泊り客はワンコ連れコーナーに一組だけという事で、結構自由に見せて貰いました。綺麗な沢。広葉樹の林。睡眠を考えると気になるけど水はけの良さそうな緩やかな傾斜。ビオトープと称する小川も流れていて、雰囲気が好み!蠅もいない!「近々きますね」と挨拶をして、後にしました。管理人さんもさっぱりしていて人当たりが良くてすごくイイ感じ。

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写真は管理人さんではありません

てなかんじで、当初の目的プラスで色々予定外を楽しんで来たわけですが。なんと、片道4時間半の旅行を終えて帰宅した直後に、ツレ様が私に携帯を見せて「明後日、天気もつみたい!」と言うのです。勿論、携帯画面は那須の天気予報を示している訳です。

 

ハイハイ。一夜明けて今日。失礼のない時間にお電話。ほら、ハイシーズンだし、予約埋まってたら諦めてね?テキナ感じで……「ハイ。アカルパです」ん?いま。アカルパって言った?もう一度手元の案内を見るとっ!あらやだっ!アルパカじゃないのね?羊とラクダを混ぜたようなアレとは関係ないのね?「一泊2名様ですね。空いております」やっほーいっ!

 

確定しました!直前予約は、やっぱり取りやすいのかもしれないですね。お疲れ気味キャンプ ムリせずまったり いってきます。

 

2019.08.25 初めての夏休みキャンプ

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雨の合間に

ゴールデンウイークのキャンプ日記を書きそびれ、すっかりご無沙汰のキャンプ日記です。

初めての夏休みキャンプ

我が家では交通渋滞時期や、混雑地での行動はあまりしません。小中学生の夏休み7月20日~8月31日までのキャンプと言うのは、今回が初めての経験です。道路の混雑状況、キャンプ場の空き具合、全く未知数です。というわけで相変わらずのチョッ早始動で出発です。

色々と早すぎ

日曜日の朝に出発したこともあり、平日ならベタ混みの幹線道路は見た事も無い様な空き具合。家から30分でもはや早すぎ確定なのですが、どんどん進みます。予定の工程の半分を過ぎても快調なま・・・10時到着見込みの「道の駅 あしがくぼ」に8時に到着。この道の駅、土日の開店時刻は8時半。さすがに早すぎです。

しかし大丈夫!ココ「道の駅あしがくぼ」は、階段を降りると横瀬川の清流が待って居るのです!ああ、暑いって素晴らしい♪ 沢の水が程よく冷たいです。

観光地のノリ

沢から上がると道の駅がややフライング気味に開店。ココの客のマナーが悪いのか、店員がやるきまんまんなのか分からないが、この店は毎回開店まえからズルズルと客が入って行きます。観光でしか行かない私達からすれば「田舎らしさ」の象徴なので、有り難くズルズルに便乗します。今回はブドウ四種アソートを1000円で購入。ブドウの品種に詳しくないので高いのか安いのか全く分かりませんが、観光地のノリで躊躇なく購入します。そして朝食代わりのまんじゅうを買い、時間つぶしの計画を練ります。

 キャンプは水汲みでもあるのだ

「道の駅 ちちぶ」で、今回のキャンプのもう一つの目的おいしい水を汲みます。道の駅駐車場内に設置された水汲み場は、秩父の水道水が、コンコンと出ています。水道水と言っても私達が普段飲む水とは比べ物にならない美味しさ!しかも無料!

水20Lを汲んだ後、道の駅内で「ちちぶおにぎり」なるすさまじく胃袋を刺激する商品に出会うのですが、先程饅頭を食べたばかりの我々は、帰りに買おう!という事にしました。

 あ段の検索が出来ないナビでも行ける

キャンプ場までは、ここから40分くらいです。チェックインは13時からです。現在時計は9時8分です・・・・・・。

悩む我々に秩父高原牧場」なる看板がおいでおいでと呼びかけました。誘惑に乗ってみましょう!

我が家のカーナビ(ナビ子)様は、今朝あ段のタッチパネルが利かなくなりました。ち・ち・ぶ・こ・う・げ・ん・ぼ・く・じ・ょ・う。

いけます!ちなみに あしがくぼ へは、履歴から行きました。しかしナビ子様の気まぐれか、選択肢の少なさか、道は細くぐねぐねで急坂でした。

観光牧場だと誰が言った!

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おいしいソフトクリーム

途中全く意味不明な展望デッキなどを冷やかしながら牧場へ。牛の臭いなし!牛の声ほぼなし!牛の姿なし!ふれあい牧場は、どこにあるのか判らない!仕方ないので来た道を少し戻ってミルクスタンドで美味しいソフトクリームを堪能。連れ曰く。折角の美味しいソフトクリームに獣臭さもハエもいらん!との事で、稀に見る優良物件だそうだ。なるほど違いない。この牧場ならハエの心配なしにキャンプだってバーベキューだって出来るに違いありません。素敵だ!そもそも看板には一言だって「観光」とは書いて居なかったのだから、こちらの思惑と違ったからと言って荒ぶったりしてはいけないのです。

不満はそこじゃあない

さて美味しくて衛生的なソフトクリームを堪能して下山。ソフトクリームがいかに美味しくても、我が家ではもう二度と来ないであろう理由が一つありました。途中の坂が急すぎて、我が家のノンターボの軽自動車シルバー(ギンちゃん)の能力限界値ギリギリで有った事。登らないのは、まだしも下りのブレーキの利かなさ加減が尋常ではなかったのです。ずーっと下りなので踏みっぱなしなのに速度が上がって行く恐怖・・・。最終的にはサイドブレーキまで駆使して下山。命がけ高原と改名して差し上げようと思います。多分潤沢なキャンプ道具に加えて水を20Lも積んだせいでしょうが、とても怖かった。

安定の寄り道と謎のかき氷渋滞

下山後、それでもチェックインまで時間が余ったため、以前に何度も行っている西武鉄道秩父駅のお土産コーナーを冷やかします。そろそろお昼御飯も食べたいのですが、イートインコーナーは空席が有りません。散々冷かしてなにも買わずに時間をつぶしてキャンプ場へ向かいましたが、この頃から道が混雑して来ました。連れ曰く「かき氷渋滞」だそうですが、本当にそうなのかもしれないと思う程暑い。そしてかき氷屋を過ぎるとスムーズに・・・。まぢかっ?!

 

そんなこんなでキャンプ場到着

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広々使えるガラ空きオートサイト

チェックイン時刻に客がいない。夏休みとは言えお盆過ぎの日曜日チェックイン。人はそんなに多くないのかも。と、予想はしていました。と同時に、夏休み最後の駆け込み需要というのも脳裏をよぎっていたのです。しかし、予想は大きく外れました。「なに?ココ最近事件でもあったの?」それくらい人が居ないのです。結構な広さのオートキャンプサイトに、我々含めて3組。天国! はじめ一番木陰になる場所に車を停めてみましたが、虫が多く地面も濡れていた為、小移動。移動だって自由自在。テントを張る前に、クーラー内で半解凍になったミニたい焼きで乾杯っ!ぷはぁーっ!んまい!

ゆったりしたらテントとタープを設営。汗だくですっ!お風呂に入りたいけど、16時からという事で、コーヒー淹れたり、本読んだり、バター作ったり、ブドウジャム作ったりして過ごします。ときおり微かに涼しい風が肌を撫でますが、まだ焚火が出来る気温ではありません。

待ちに待ったお風呂タイム

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受付棟にある ちょっとした喫茶エリアとお風呂入口


16時ちょうどに風呂に行き30分ほど漬かり、さっぱりしてテントサイトへ、連れはもう3本目のビールを飲んでいます。持って来た本も読み終わってしまった様で、予備のブルーシートを地面に敷いて、テントからウレタンマットを出して寝ころんでいます。ヒマを楽しむ方法を持って居ると言うのは大変幸せな事です。若き日の自分ならばめいいっぱい予定を詰め込んで同行者を飽きさせない準備をしたでしょうが、歳を重ねた私達は、たそがれも、惰眠も、活字の世界への潜行も自在に楽しむ事が出来ます。そしてそれらを充実と感じます。

マテの出来ない炭おこし

17時を待って炭に火を着けます。まだ世界は明るいのですが、手元が明るい内に済ませた方が良い事と言うのも存在します。そして我々、本日昼食抜きです!

炭をビラミッドに組み「着火名人」にオリーブオイルとキッチンペーパーをセットしてライターでちょこっと着火。この着火方法には絶対的に切り炭が向いて居ます。高さが揃うので組みやすいのです。オリーブオイルが燃え尽きるまでノンタッチ。吹かず、煽がず、静観です。油のススを含んだ煙が消えたら、オイルが燃え尽きた合図です。2段目3段目の炭を1段目の炭の外側に並べて、BBQの始まりです。

 ピンポイントでヤリスギを楽しむ

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二人分としてはデカすぎだが やってみたかったんだ!

今回のメニュー。キャンプの前日まで肉食が続いたので魚介です!ムール貝の炭火焼き と 鮭のホイル焼き(自家製バターで) 折角のキャンプですから、ワイルドに!という事で、鮭は半身の頭側半分。塊でどーんっ!と焼きます。アルミ箔が網にへばりついて「うまく取れなーいっ!」とアクセクするのが充分に想像できたので、ピザストーンを使います。ん?ご存知ない?我が家では、ピザ釜の底板ですが、オーブンをお持ちのお宅ならば、オーブンのオプションとして別売されていると思います。蓄熱板と表現すれば想像できるでしょうか?気になる方は、「ピザストーン」で検索して見て下さい。

 

大量の貝と鮭、ツレがひそかに「道の駅ちちぶ」で購入していた赤ワインですっかり満腹。ワインは大当たり!我々好みのタンニン強めの渋いやつでした。この時点で未だ19時10分。汚れ物のほとんどないメニューだった為、皿とカップだけ洗って、19時30分最終入場の風呂に滑り込み。本日二度目の風呂を堪能。

風呂から上がり、すこし風が出て来て、少しだけ過ごしやすくなり、雲の合間に星を見付け、木々の間に川向うを走る秩父鉄道の窓明かりを目で追い、遠くに二つだけある焚火に目をやり、21時前にはテントに入りました。我々初体験の全面メッシュのままの就寝。蚊に悩まされる事は無かった物の、暑さには少々やられました。夜中に一段上のバンガローサイトの若者たちが、キャンプ場内探検だか肝だめしだかで騒がしかったので、ヘッドライトで人が居る事を知らせてやると、静かに帰ってくれました。

真夏のキャンプはやっぱり寝苦しい

やっとキモチイイと思えるほどに気温が下がった頃、テントがうっすら明るくなりました。というかメッシュ越しに青空がみえました。アルパインストーブで珈琲を淹れ、一服します。気持ちイイっ!もう少しやや肌寒いくらいでも良いんだけど、まあよし!珈琲美味し!

パラタを下さいっ!

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パラタは薄焼きパイだった

朝食はミクロネシアのパン「パラタ(Paratha)」パケ買いしたけど予想では、そば粉のガレットみたいな物。これにもピザストーンを導入。くっつくと大事なので、アルミ箔に乗せて焼いてみる。お?おおお?おおおおおおおおっ!!?パイである。巻かないクロワッサンである。これは思わぬ収穫っ!スキレットで半熟に焼いた目玉焼きと、昨夜の鮭の残りをマヨネーズで和えたもの、そして自家製ジャムと、自家製バター、家で仕込んできたサワークリーム。やばうまっ!いかんっ!うますぎる!家の近くや、会社近くに有ったら通い詰めるレベルの美味さ!連れが、恐ろしい一言を吐く。「今回の優勝はパラタ!」おうふっ!自家製とか、ワイルドとか、現地調達とかもう何もかもが霞んでしまう・・・。気になる方は・・・Google様に聞いてみて下さい。個人的な感想としては、もうクレープもガレットもピタパンもファミチキのバンズも要らない。パラタを下さい!ってレベルです。

落ち着いてぇー

ごめんなさい。そういうブログじゃあなかったですね。ま、そんな事も含めてキャンプ。楽しいキャンプになりました。今回のキャンプには隠れたテーマがありました。個人的な研究課題です。「真夏に食材を極力冷凍食品にしたら、どの程度保冷力が持つのか?」これがテーマでした。結論から言うと、32時間冷やし続けられました。

氷3L+冷蔵ビール3L+冷凍たい焼き500g+冷凍鮭500g+冷凍ムール貝500g」6時間後たい焼きがやっと齧れる程度の半解凍。ペットボトルの氷は表面に薄ら水の層があってほぼ氷のまま。10時間後(先程と比べるとビール1500CCとタイヤキ100g減)鮭表面が柔らかく中はシャーベット状、ムール貝溶けかけた氷で繋がっている状態。22時間後(更に鮭500gムール貝500gが減った状態)ラパタ冷蔵庫で解凍した状態。ビールキンキン。氷半分程溶けた状態。32時間後(ビール2本と氷のみ)氷片が僅かに残る程度、ビール未だキンキン。

※参考:クーラーボックスが直射日光にさらされた時間なし/灼熱のコンクリートアスファルトに置かれた時間なし

逆を返すと、真夏に連泊するなら、買い出しと氷の追加は必須。という事ですね。

夜のお楽しみ

今回は夏という事も有り、夜空はさほど綺麗には見えませんでしたが、星座アプリを使って星探しをして遊びました。夏の大三角(デネブ・アルタイル・ヴェガ)くらいははっきり見えましたので、方位磁針と対でないと使えなかった星座早見盤よりもずっと便利なアプリで、お手軽天体観測オススメですよ。朝晩の季節は秋に向かって加速度的に進んでゆきます。益々楽しみですね。

フォトグラファー「ツレ」

そうそう!今回写真担当は「ツレ」です。一枚残らず「ツレ」。写真のここかしこにビールが登場しますが、「ツレ」の水分です。「ツレ」曰く、「ビールの写って居ない写真なんてつまらん!」だそうで、次回からはまた、自分で撮ろうと思います。ん?だって我慢しているのに飲酒運転を疑われたら悲しいでしょ?

 

~編集後記~

とにかく暑いキャンプでした。なるほど、「キャンプは暑いからイヤ」と、誘いを断られた事があるのを思い出しました。連れはあれから、涼しいキャンプ場を探しているようです。

2019.03.20 柴刈り キャンプの準備

2019.03.20 柴刈り キャンプの準備

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薪 鋸 テッキュウ

ゴールデンウイークに向けてキャンプの準備を始めようと思います。一つ目はキャンプ場の予約。

10件以上の電話を覚悟していたのですが、運よく2件目で連泊予約がとれました。

二つ目は、以前から目を付けていた公園で、柴刈りです。

公園の管理事務所に声をかけると、「有り難い、持って行って下さい」との事で、有り難く頂戴いたします。

晴れ続きで、秋に落ちた枝が良く乾燥して居ます。ほんの15分程で持って行ったバッグがいっぱいになりました。念のため折り畳みのこぎりを持参し太い物はソレで切りました。

三つ目は、今度焼き鳥をやろう!という連れの発言により、串を乗せる所(テッキュウと言う)の代わりにアルミの角材の購入。ホームセンターで90cm/600円。これを4本に切って貰って、使う時は網の上に置いて使います。

ああ、ワクワクしますねぇ~。

 

2019.01.22懐石の語源

懐石料理の語源でもある熱した石を使った懐炉。これをふと思い出したのです。

折角、焚火を楽しむなら、手頃な大きさの石を焚火台に放り込んでおけば、温まった石は、就寝時に懐炉になるのではないか?という事です。

なんなら、断熱効果の高いパーミュキュライト(園芸用)と組み合わせて、一酸化炭素の心配の無いテント内就寝時用暖房器具にならないだろうかと、ひそかに考えているのです。