2020.12.28 大人気キャンプグッズ

2020.12.28 大人気キャンプグッズ

キャンプやBBQで、とても人気があるのに、意外と一人一個持っていないものというのがあります。f:id:takibi-tabi:20181201175655j:plain

 

椅子や食器は人数分有るでしょう。しかし、ヘッドライトはどうでしょう?複数持っていても人数分までは無いかもしれません。

皮グローブやナイフなんていうのも、人数分持ってゆく物ではないかもしれません。

 

しかし、もっと人気が高く、意外と数が無い物があります。トングと火ばさみと火吹き棒です。私の経験してきたキャンプの中で、「やりたい」「貸して」という声が一番多いのが、これらです。ところが、焚火台が一人に一台ある訳でなし、意外と人数分揃えないものなのです。

いかにキャンプの楽しみ方や、キャンプの定義が人それぞれであるとはいえ、焚火や炭を使うことを覚えたら、人は多少なりともこれらに触りたいのです。

トコロが、キャンプ慣れてきて人を誘ったり、企画したりするようになると、ひとっところ、この火を熾す・育てる・料理をするという一連の作業を、初心者に渡すまいとするようになります

これは、決して意地悪などではありません。この一連の作業を、いかにスムーズに行うかが、腕の見せ所と勘違いをしてしまうのです。

さて、なぜ、そう勘違いして仕舞うのでしょうか?

一つには、初心者を完璧にフォローできる自信がないからです。

もう一つには、手持無沙汰にしている初心者を見るのがしんどいので、なるべく素早く終わらせたいからです。

では、どうしたらよいか?

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まず、初心者を忙しくさせます。要は任せるのです。

すると、まあ、当然上手くは行きません。失敗の仕方も様々なので、フォローの仕方もその都度変わり、フォロースキルも勝手に育ちます

結果、フォローする自信が出来、初心者が必死になって悪戦苦闘するのを、単純作業をしながら温かい目で見られるようになります。

というのも、米を研いだり、カレーを作ったりなんて作業は、正直平日の自宅で十分できるのです。むしろキャンプで一切そこに触れさせない事で、やってみたい欲を掻き立ててやれば、自宅でも興味を持ち勝手に手伝ってくれるようになります。

一方、薪や炭をいじる経験は、自宅ではできません。囲炉裏や暖炉や薪や炭のストーブでも持っていれば別ですが、その場合そもそもキャンプになんてゆくんかしら?てなもんです。

テント設営はどうでしょう?あれはね、ソロでキャンプするとか、誰かを連れてゆくってなった時に、初めて必要に駆られて覚えるんであって、別に楽しい事なんかじゃあない。覚えたら楽しいけど、覚えなくてもなんらつまらなく無いんです。そんなもんは、興味を持った子にだけやらせりゃあイイ。

水汲み、食器洗い、薪の購入なんて、なんにも面白くありません。初心者にやらせちゃダメっ!キャンプ嫌いにさせたいんでなければ、連れてきた人が率先してやりましょう。「食器洗ってくるから、食後の珈琲淹れてもらえる?」くらいスマートに、火遊びを継続させてやりましょう。

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火の番だけは特別なんです。まあ、誰でも好き。「別にスキじゃない」とか言うやつに限って、ずーっと炭ばさみを握ってる。握ったまま、ずーっと火を見つめているんです。

だから提案です。これら全てじゃなくてイイから、例えば火吹き棒を参加人数分用意してあげてほしい。使っている焚火台によっては、本当に火吹き棒の出番が無い物もあるから、その場合は炭ばさみかその代わりになるトングを。小さなお子さんなら、BBQの具材をひっくり返す用のトングを一本づつ与えてやってほしいのです。

たったこれだけの事で、「連れて行って貰えるなら行くけど」ってレベルの受動キャンパーが、「炭火焼肉に行きたい!」と能動BBQ家になり、ともすれば、そろそろ椅子とか買っちゃおうかな?とか、テント借りてみる?と、グッと積極的にキャンプを楽しんでくれるようになる事でしょう。

新たなキャンプグッズも、キャンプ場の新規開拓も良いですが、こういった事に目を向けてみるのはいかがでしょうか。