2018.10.27キャンプと給水

野外活動全般に言える事ですが、キャンプにおいても給水は大事です。そしてそれは曇りでも気温が低い時期でも同様です。

以前こんな事がありました。キャンプ場でテントに入ると軽い頭痛と寒気を感じたのです。そのキャンプ場は日が落ちると一気に気温が下がるキャンプ場でした。しかも直前まで焚火に当たっていたので、急に火の無いテントの中は寒く感じたのかもしれません。更に焚火の近くに居たので軽い酸欠の可能性もありました。しかしもう一つ思い当たる事がありました。「あ、今回のキャンプ ビールは飲んだけど水気採ってない」。そうです、アルコールは体内で分解される過程で大量の水を要します。しかもビールには利尿作用があるといいます。寒気をおしてテントから這い出し、料理用に汲んでおいた水タンクからマグカップ2杯の水を飲んで一時間。頭痛と寒気は落ち着いたのでした。

私の様にお酒を飲まれる方は、特に注意なのですが、お酒が胃袋に有る状態で経口補水液やスポーツドリンクを飲むのは危険なのです。アルコールの吸収も早めてしまうため、脱水が加速してしまう恐れがあるらしいのです。そのためアルコールを召し上がる方には、なお一層脱水前に水分を補給(目安としては食事以外に1.5L/日)してほしいのです。

それから、補水は口からだけでは少々不足です。日光と焚火の炎で皮膚も乾燥します。男性の方には馴染みが薄いと思いますが、昨今は男性用も販売されております。是非服から出ている部分、顔・腕・特に唇に化粧水(皮膚の補水液)をたっぷりと、洗顔の様に塗って下さい。キャンプに行くと唇がバリバリになるというアレを軽減出来ます。ススだらけ・油だらけでは効果も薄いので、洗顔後がお勧めです。