2018.11.18キャンプを始めるに当たり防災を念頭に入れるな

「またこの人は、キャッチーなタイトル付けてからに。」ですね。

キャンプを始める際、初期投資の大きさに驚き、家族に出費を許可して貰う際の鉄板フレーズとして、「防災にも役立つしさ」を準備している人!えっらいピンポイントな貴方に!そんな記事です。

役に立ちますよ

水タンク!役に立つと思います。クーラーボックス!役に立つと思います。寝袋!役に立ちます。マット役に立ちます。

これ以外は、燃料が有る内はとか、建てられる場所が有ればとか条件付き限定的に役に立つぐらいに思ってください。

「重たいキャンプ道具を、現金や衣服や食料より先に持ち出すのか」というと、そんな事も無いでしょう。

 

それ以前に

「そんな提案は、ひとつも魅力的じゃないんです!」

 

「ああ驚いた。しかも納得しちゃった」そう思われたのではありませんか?

楽しい事を想像してキャンプを始めたいんですから、小細工なしに想像出来る限りの楽しい事を、話せばいいんです。自分がキャンプに何を求めているのかをはっきりさせるチャンスでもあります。

「君と冬の大三角を見たい! そしてそのままテントで額を付けて寝たい!」

なんですか?おかしいですか?あなたが何にそんなに興奮して、給料の数か月分を投資しようとしているのか、それをはっきり示してやらなければ、相手は「仕方ない、折れてやるか」とは言えませんよ?

「君と真冬に防災したい! そしてテントで生きながらえたい!」どうでしょうか?実録映画のタイトルならば、覚悟と意気込みが伝わる感動的なタイトルですが、一つ10万の冬用シュラフを買う口説き文句に使うには不適切です。「防災にも役立つしさ」と言うのは、そういう意味ですよ?

ま、なんであれ、「私が思い描くキャンプンには、あなたが必ず居ますよ」と、「あなたと一緒に楽しみたいのですよ」と、伝える方が「防災にも役立つ」よりは、うそ臭くなく相手に届くと思うのです。

※真面目に防災について考え、調べ、キャンプ道具の活用方法を模索する人達を否定する物ではありません。むしろ頭が下がります。この話は「言い訳に防災を使うな」という話です。そして悲しいかな・・・私の過去の失敗から来ている半実話です。