2018.11.13オシャレなキャンプ

私がキャンプをしていて面白いなと思う事の一つに、他の人のキャンプスタイルを見ると言うのがあります。感心な物ばかりではないのですが、一人一人のお楽しみポイントが見えて、ほっこりします。

キャンプギアがおしゃれ

まだまだ弾けて欲しいくらいではありますが、「ナチュラルカラー=正義」みたいな時代を思えば、実にカラフル。オシャレ着洗剤でお手入れするのかしらと想像すると、一層微笑ましいのです。押入れや、物置でOFFシーズンを過ごしていたギアたちが、書斎のガラス張りの棚で日を浴びながら冬を越しても良いと思うのです。ああ、書斎がほしい。そうだ揺り椅子と、自作のパイプも似合うかもしれない。想像が膨らみます。

テント周りの小物達

必要性や、機能性を全く無視した(もしくは、気づかせない)小物もあるのです。夜間ロープやペグに引っかかるのを防止するためのグッズもそうですし、ビニール製の小さな子供プールで飲料を冷やしているのもそうです。LEDのクリスマス飾りの様な電飾も見かけるのです。これらはきっと準備段階からワクワクするアイテムなのです。そしてそこに居るのは、楽しい事を見つける達人に違いありません。

服と言うより衣装

多分普段着では無い。かと言ってキャンプや登山の服でもない。そんな衣装の方も結構います。過半数とは言いませんが、相当な数居ます。今年はシーズン的にハロウイン衣装をたくさん見かけましたので、恐らくは、クリスマスやイースターにもそう言った衣装を楽しむ方が増えるのでしょう。よくよく考えれば、キャンプっぽい服も、登山・トレッキングぽい服も、自分の気分を高める衣装としての側面を持つわけで、それが黒マントに南瓜ベレー帽でもイイわけです。なにより楽しそうで微笑ましいのです。

大げさを楽しむ

ファンシーとかメルヘンチックと言うのとは一線を画したおしゃれさんも居ます。例えば大きな天幕に薪ストーブと木製フレームの皮張りソファー。もう絵に描いたようなグランピングです。映画なんかでは貴族が従者に運ばせて設置させるのでしょうが、そこは我が国流。運搬も設営も余すところなく自力で楽しむのでしょう。そんなゴージャスなテントには是非モネの「日傘の女」みたいな女性に居て貰いたい。いいですなあ。真っ白なティーセットと金のフレームのケーキスタンドでさながらアリスのティーパーティーです。ときめきまくりです。

私の代わり

実際、自分でやるにはハードルが高い事や、二の足を踏む事もあるのです。かつての私ならば、眉間に皺を寄せて「ふんっ!あんなもん」とヤキモチを焼いたに違いありません。しかし今では、「そうそうっ!こういうのやってみたかったのよ」と、私の代わりにやってくれる勇者に感謝しながら目の保養をするようになったのです。そして憧れと認める事で、自身の新たなキャンプスタイルの可能性に心躍らせることが出来るようになったのでした。