2018.10.30キャンプ場が変わると食事は変わる?

外で食べると美味しいね

外飯の美味しさは、キャンプ経験者ならばご存知の通りです。開放的で気分が良いという事は、味覚に影響するのかもしれません。更にキャンプ場が自宅から遠い場合、食材がその土地の物でまかなわれたり、水もその土地の物を使うのですから、いつもと違う食事が出来ます。そこに炭や薪を使えば、赤外線による調理、炭や薪の香、滴った脂の焦げる香りなども加わり家庭のコンロでは再現しにくい味を生む事でしょう。

理屈は兎も角

と理屈をこねてみましたが、水や食材が変わるのであれば、キャンプのメニューも変わって良いのではないかという提案です。前回のキャンプ、私は海の幸の豊富な千葉県南房総市へ行きました。食材を物色してから、地物のサバと牡蠣のあぶり焼きをメニューに加えました。次回のキャンプは埼玉県秩父郡です。道の駅には新鮮な野菜が並び、有名な味噌漬け豚があります。野菜と味噌豚を味噌ごと余すところなく使い豚でチャンチャン焼きをしたいと思っています。また、この地域の水道水は大変おいしいので、それでウイスキーのお湯割りやレギュラーコーヒを楽しもうと思っているのです。

現地の情報

とはいっても、このメニューの決め方は、初めての地域ではリスクを伴います。食材が手に入らない可能性が有るからです。そこで私が活用しているのが付近の道の駅の公式ホームペジとGoogleの画像検索です。どのような物が並んでいて、どのくらい賑わっているのか様子を知ることが出来ます。観光地値段のお高目価格の道の駅も有りますが、その地の特産物・名物を知ることが出来て、チェックインが少々遅いキャンプ場に行く時などは、「これならゆっくり買い物が出来るね」と、逆手に取ることが出来ます。

調味料と料理法

現地で食材を見てからメニューを考えると、調味料も現地で調達しなきゃいけないんじゃない?と、お思いかもしれません。勿論、味噌や醤油、ドレッシング等ご当地自慢の調味料の購入も楽しいものです。しかし、必ずしも要望に見合う値段・量の物が売られているという保証も有りません。実に楽しい悩みです。

「これ以上悩みを増やさないで」

楽しい反面、キャンプの準備はなかなかに手間がかかります。何か一つ決定しないと準備が先に進まないという事も結構あります。「これ以上悩みを増やさないで」と言うのであれば、具材を選ばないメニューに決めてしまうと言うのも手です。「よし!地物野菜でBBQだ!タレタレ!」でもよし「地物の魚でホイル焼きよ。バターと醤油ね」でもよし「何でもござれポトフを作るぞ!塩・胡椒・コンソメだな」でも、数ある引出しからキャンプで食べたら絶対楽しいという料理を選んだり、使いたい調理器具からメニューを決めて調味料を絞れば、準備が一つはかどります。

それでも悩んだら

それでも悩んだら、焼くにしましょう。料理法で悩んで疲れる位なら、何も考えずに買い物を楽しんでほしいと思います。大丈夫!塩・こしょう・ポン酢・マヨネーズを持って行けば大抵の物は美味しく食べられます。この場合「調味料は取り皿にとってからセルフでどうぞ」と、笑顔で言い切る事。コレは誰もが使える魔法の呪文です。